子供の視力低下を予防しよう

子供の視力の低下傾向は近年ますます大きくなり、小学生の4人に1人、中学生では約半数が近視であると言われています。子供の視力低下をなんとか防いであげたいところですが、近視は遺伝的な要素がもっとも大きな原因という見解が、専門家の一致した見方となっています。持って産まれた遺伝子によって、幼児の頃に遠視傾向が強かった子供は近視になりにくく、遠視傾向の弱かった子供が近視になりやすいということです。このような遺伝的な原因は、子供のためを願う保護者としても解決しようのないものですが、生活習慣上の視力低下の原因を取り除き、できるだけ高い視力を維持できるように心掛けてあげることが、大人の務めと言ってよいでしょう。

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そこで、視力低下のもっとも大きな外的要因と思われる疲れ目に対する予防策を行いましょう。幼児期から十代までの子供たちにとって疲れ目の原因となっているものには、テレビ、ゲーム、パソコン、勉強、読書が考えられます。長時間にわたってテレビやモニターの画面を見つめることや本の文字を目で追うことは、目にとって大きな負担となりますから、まず子供と話し合い、時間を限って行うように約束しましょう。また、部屋の明るさも疲れ目対策にとって重要です。明る過ぎる部屋はかえって目と神経を疲労させますが、薄暗い中で光っているモニターやテレビ、照度の足りない場所での読書などは、さらに目を疲れさせます。テレビやモニターの周り、机の上などは、十分適正な明るさを確保してください。目と画面・ページとの距離も重要です。目を最低30cmは離して見るように、また、机に向かうときはいつも正しい姿勢で座るように教えましょう。

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生活習慣の中でもっとも重要な食事についても、視力低下の予防につながる配慮をしましょう。目に良いとされる食品の栄養素にはさまざまなものがあり、中でも、ニンジンやほうれん草に多く含まれるビタミンAや、同じくニンジンなどに多く含まれ体内でビタミンAに変化するβカロチン、青魚に多く含まれているEPAとDHAなどが、目にたいへん良いとされています。これらの食材を子供によろこんで食べてもらえるよう、調理の仕方を研究してください。

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